motto

NEWSお知らせ

2020.08.11 | お片づけ講座

湯沢市主催「カジダン育成セミナー」講師をさせて頂きます

秋田県湯沢市の女性活躍推進事業の一環、カジダン育成セミナーの講師を務めさせて頂くことになりました。

この事業は、地域で働く女性の活躍推進を目的に行われていて、今回のセミナーは育児中のパパ向けに家事のスキルアップを目指すものです。

セミナー内容:講演「片付けて!と言われなくなる整理収納のコツ」

       ワークショップ「即使える!あなたの家のお片づけステップとプランニング」

場所:ふるさとふれあいセンターかしま館

     湯沢市岩崎字寝連沢9-4

日時:2020年9月25日(金) 13:00-16:00

定員:20名(男性または夫婦での参加)

参加無料

湯沢市ホームページ →カジダンセミナー申し込み専用フォーム よりお申し込みお待ちしております!

2020.08.04 | お知らせ

本交換day開催しました

春休みは開催を諦めたこのイベント。
お越し頂いたたくさんの方から「楽しみにしてました」とお声掛け頂いて、本当に嬉しかったです。

印象的だったのは「この本はもう読まないです」とお持ち頂いた本を受け取った際、
「気になるタイトル!」とか「この本私も読みました!」とかお話しすると、
皆さんすごく嬉しそうに笑うこと。
1冊1冊、手放す方と本の間には共有した時間があって、関係ができてるんだなあと改めて思いました。

そんな本たちが久しぶりに目を覚まし、
他の方とまた時間を共有する。
その様子を想像すると、私まで笑顔になっちゃいます。

新しい本との出会いが、喜びそのものに見えるのは、やっぱりお子さんたち。
選ぶ顔が、真剣さとワクワクでいっぱい。
大きな絵本を抱えてお店を出て行く小さな背中がかわいくて、いつまでもお見送りしちゃいました。

感染症対策として、手指のアルコール除菌、マスク着用、本は1冊1冊除菌シートで拭かせて頂くなど、来場された方にもご協力をお願いしました。
密にならないよう、入場をお待ち頂く場面も何度かありましたが、全てのことに皆さん快く応じて頂けて、助かりました。
本当は「次回は冬休みです!」と言いたいんですが、コロナの状況次第です…。

でも「会える」ことが当たり前じゃなくなった今だからこそ、
この画面の向こうで、私の言葉を見てくれてる人は、本当にいるんだよなあ…と改めて実感して、
その気持ちを感じられたことが貴重に思えました。

とにかく楽しい1日でした!
ありがとうございました!

【本交換dayとは】
ご自宅にある読み飽きた本を、会場にあるお好きな本と交換できるイベントです。
当日は、焼き菓子屋さんのカフェスペースを貸し切って、本を並べてあります。
大人向けの本と児童書や絵本、100冊ほどご用意してお待ちしております。

2020.07.20 | お知らせ

本交換dayのご案内

本交換dayは、ご自宅にある読み飽きた本を、会場にあるお好きな本と交換できるイベントです。
当日は、焼き菓子屋さんのカフェスペースを貸し切って、本を並べてあります。
大人向けの本と児童書や絵本、100冊ほどご用意してお待ちしております。

①読み飽きた本を持って、会場へ
②会場にある本どれでも好きなものを選びます
③持ってきた本と選んだ本を交換して帰ります

☟こんな方に☟
・1in1outを体験して、モノの持ち方を見直すきっかけに
・読書好きだよ、という方は新たな本の出会いに
・普段本は読まないよ、という方は読書のきっかけ作りに

【参加無料・申込不要】
日時:2020年8月3日(月)10時〜16時
場所:小さな焼き菓子屋 プチボヌール(秋田市泉北4丁目16−22)
お好きな時間に、お気軽に遊びに来てください♪

※持ってきて頂く本は、大人向け/子供向けどちらでもOKです。
※後から来る方のため、雑誌、まんが、おまけや付録の本はご遠慮下さい。
※駐車場はお店の横にあります。
※断捨離として本のご寄付頂ける方、大歓迎です。

【お願い】
 ・新型コロナウイルス感染防止対策のため、マスクの着用をお願いいたします。
・発熱、風邪の症状が見られる場合、入場をお断りさせて頂きます。
・出入口にアルコール消毒スプレーを設置させて頂きます。入場の際は手指のアルコール消毒をお願いいたします。
・状況に応じて、入場制限を実施する場合がございます。
※お待ちの方がいらっしゃる場合、滞在時間を30分以内とさせて頂きます。
※入場人数は5名までに制限させていただきます。
・定期的に換気と消毒を実施させて頂きます。

2020.07.09 | コラム

めんどくさいが口癖の整理収納アドバイザーが実践する【3つの習慣】

2020年1月のラジオでお話した内容を元にまとめました▼▼▼

すっきりきれいなおうちで生活したい!でも正直、片付けるのはめんどくさーい!という方へ。 
今回は、「面倒くさい」が口癖だけど家は綺麗に保ちたい、というわがままな整理収納アドバイザーが実践している【とにかくこれだけは癖づけよう!3つの習慣】についてお伝えします。

【3つの習慣】
1、モノを買う時は、どこにしまうか決めてから買う。
2、家の中にある全てのものの住所を決める。
3、家の中の、機能が同じものを探す。

画像2

1、モノを買う時に、どこにしまうか考える。

今、夏物SALE!をやっているお店も多いと思います。

例えば、狙ってた靴やバッグをお得なこの機会に買いたいな、なんて思ってらっしゃる方もいるんじゃないでしょうか…でも、その素敵な靴!
もし、靴棚に買ってきた靴を入れる場所(空きスペース)がないのに買っちゃったという場合。
もしもむりやり押し込んだりしてしまうと、散らかりの原因になるだけでなく、奥に入れたり、重なってしまった靴は取り出しにくくなります。そして出番が少なくなり、いずれ忘れ去られる原因になります。
衣料品だけではありません。
キッチングッズ、文房具、食料品、日用品…。

お店で、スマホで、買う前に「どこにいれよう?」とちょっと止まって考える。モノをお迎えする準備をしてから、家に入れる意識をしてみてください。

瓶がたくさんの棚

2、全てのモノの住所を決める。

例えば、カウンターや棚の上に出しっぱなしになりがちな、ポスティングされたチラシ。鍵。 ペン。
例えば、職場のデスクの上の書類、パソコンのデスクトップに並ぶデータ、カバンの中の資料。
それらすべてのものに、 使うときにそこから出して、使い終わったらそこにしまう場所はありますか?

家に入れた全てのものに、正式な家を与えてあげてください。
目指すはホームレスゼロです!
そうは言っても、チラシや回覧の書類など、居候のものはお家が決められない。
そういう時は、一時置き場を作り、いつ出て行ってもらうか決めてください。

3、 機能が同じものを探す。

キッチンの引き出しを開けた時に、なぜかおたまが3つも、とか。
物置の扉を開けたら、拭き掃除に使う洗剤が5種類、とか。
食器棚を見ると、年に数回の来客用に湯のみが10個、とか。
もはや景色になって気付いてなかったけど、でも、よく考えてみたらいつも使うものだけで足りているのに、なんとなく持っているだけ、というものがないか、意識してみてください。
人によって、必要なものも必要な数も違います。
そこにあるのに無視してるモノを見つけたら、本当に必要か見直してみてください。
また、普段使うものとそうではないものは、分けておくだけで格段に使いやすくなることがあります。
機能が同じものは、 なぜ複数必要なのかを考えて、ストックの場合は、普段使うものと別に収納してみると良い場合もあります。

自分が管理できる量、快適に暮らせる量のモノを活かす。

家に入れる時の意識 =しまう場所を決めてから買う
家の中での意識   =すべてのものの住所を決める
家から出す時の意識    =機能が同じものを探す

この3つの習慣を続けていれば、自然とモノが溢れる生活とは縁遠くなります。
モノの量が増えすぎないと、モノを探すという無駄な時間や、無駄買いも少なくなります。
お片づけに割く労力が最小限になって、時間とお金が生まれます。
3つの習慣で、昨日よりもっと充実した毎日に!

2020.07.09 | お知らせ

ラジオ出演のお知らせ

ラジオに出演させて頂きました。

今回は【片付けてもいつの間にか散らかるサイクルから抜け出す!チェックポイント3つ】についてお話ししました。

自粛期間にお片づけをした方、たくさんいらっしゃったと思います。

でももしかしたら、「せっかく片付けたのに、片付けてからしばらくするとだんだん元に戻ってしまう…」というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのでは⁈

そんな方に、ぜひ聞いて頂きたいお話です。

今回は、収納のチェックポイントをお話ししましたが、いくら収納を見直しても、普段から「モノを増やす癖」があると、片付いた状態をキープするのは難しい…。

半年前に同じコーナーでお話しした【めんどくさいが口癖の整理収納アドバイザーが実践している3つの習慣】も併せて意識して頂けると、お片づけ効果倍増!

「3つの習慣…なんだっけ?」という方は、ひとつ次の記事をチェックしてみてください♪

ラジオ出演は2020年7月13日(月)11時30分〜 Lunch Time Steps「教えて先生」のコーナー ナビゲーターは保泉久人さんです。

2020.07.06 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(見直し編)

「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」に悩む架空の主人公ナオコさん。前回まで、お片づけのステップに沿ってこの問題について考えてきました。

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 
2、目的を考える 
3、グループ分け 
4、収納 

全てのステップを踏んで、散らかるモノの定位置が決まりましたが、一度決めた収納は永久にそれで良いわけではありません。見直しが必要です。

「おいしくなーれ!」と作ったスープ、味見をしたらなんだか薄味。そんな時は、塩をぱぱっと振ったり、しょうゆをひと回し入れてみたり、調整しますよね。片付けの仕組みも同じで、一生懸命考えて作ってみたけどしっくり来ないときは、ちょっぴり変えてみるとうまくいくことも。

大切なのは「できない私が悪い」「家族が悪い」と「人」を責めないこと。もやっとしたら、すっきりするやり方を考えましょう!

できなかったら見直す

まずは仕組みを作って1週間。ナオコさんを悩ませていた脱ぎっぱなしの服とDMはどうなっているでしょうか?

もしかしたら、相変わらず服はソファーに、DMはテーブルに置きっぱなしになっているかも?

「せっかく仕組みを作ったのに片付けてくれないんじゃ意味ないじゃない!」とくじけてしまいそうになりますが、まずはご主人に理由を聞いてみましょう。

(ちなみに片付けられなかった頃の私は「なぜ収納を使わないのか」なんて考えたこともなかった…もっと言うと「収納を使っていない」ことにも気づいていませんでした。悪意があって出しっぱなし、置きっぱなしにしていたわけではなかったんです。)

そしてご主人にも「どうすればできるか」を一緒に考えてもらいます。

服を入れるカゴの場所が動線上にないから?→キッチン脇からソファーの脇に移動してみるか?

カゴの形が使いづらい?→小さすぎるのか?口が狭すぎるのか?

DMは毎日チェックできない?→1週間分溜めることにして、その為の一時置き場を作ってみるか?

などなど。

やり方はひとつじゃないし、合うやり方は人それぞれです。どんな収納にしよう?いろいろ考えて試してみます。

暮らしが変わったら見直す

脱ぎっぱなし、置きっ放しからは脱却できていたなら、暮らしていて違和感を持った時に見直します。

違和感を持つ時は、暮らしが変わった時です。

暑くなって、部屋着を毎日洗うようになった。リモートワークで、在宅時間が増えた。DMの量が減った。

毎日同じような生活をしていると思っていても、少しずつ、家の中のモノは入れ替わるし、子供は育つし、嗜好は変わります。

「こうしたら便利だったから」とひとつのやり方に固執しないことも大切です。

そして、この「見直し」を繰り返すうちに「家族の得意な収納」「この家に合う片付け方」が分かってきます。もちろん、「ナオコさんらしい暮らし」「ナオコさんの理想の暮らし」も。

片付ける=「正しい」なのか?

この「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」について書き始めた初回に、あえて「そもそも、片付けることは正しいことであって、間違ってるし迷惑かけてるのは片付けない側」と書きました。

でも、本当にいつだって「片付けることは正しい」のか?実は私は、片付け方を伝える仕事をしているけど、そうは思っていません。

片付けることにメリットはたくさんあります。私自身、片付けることで暮らしが楽になっています。でも、私が正しいと思うことは、片付けること自体ではなくて、心地よく暮らすことです。

もしもナオコさんが、部屋着をカゴに入れることすら許せない、どうしても服はハンガーにかけてクローゼットにしまってほしい、という考えだった場合、ナオコさんのその心地よさを守るためには労力が必要です。それは間違っているわけでも正しいわけでもありません。

今回ナオコさんがしたことは「理想のすり合わせ」です。ナオコさんのしたいことを一方的に押し付けたわけではありません。

「私はこうしたい、あなたは?」

片付けのいいところって、片付くこと以上に、自分のことや家族のことを思いやれることだと思います。

Instagramでの質問「おうちのおかたづけ。いちばんのお悩み何ですか?」

アンケート結果▼▼▼

第3位 家族(ご主人)が散らかす、捨てられない ←イマココ
第2位 子供のおもちゃ収納
第1位 モノが多い、捨てられない

次回からは第2位、子供のおもちゃ収納について考えていきます。

2020.07.03 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(ステップ4・収納編)

「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」に悩む架空の主人公ナオコさん。前回は、散らかっているものの性質を考えました。
今回は最後のステップ、収納について考えていきます。

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 
2、目的を考える 
3、グループ分け 
4、収納 ←イマココ

脱ぎっぱなしの服の収納

ステップ3同様、収納を考える時も指針になるのはステップ2で考えた目的(理想の暮らし)です。

ナオコさんの理想「目に入ってもげんなりしない状態」で、ご主人の理想「仕事から帰ってきたらすぐ着られる」収納を考えます。

前回、脱ぎっぱなしの服はナオコさんのエプロンやひざ掛けと一緒に「ちょい置き服」のグループとして、リビングに収納することにしました。

収納方法はいくらでも考えられます。

目に入ってもげんなりしない=美観を優先するなら「見えない」収納、例えば畳んで引き出しにしまうとか、死角になる所に置く場所を作るとか。反対に見せて収納する、例えばハンガーに掛けるとか畳んでショップ風に置くとか。すぐ着られることを優先するなら、かごに放り込むとか、フックに掛けるとか。

文房具

どの収納方法を選択するか?

収納方法を決める時のポイントは下記の通りです。

アクション数
動線
中下上の法則
適正量
ラベリング

アクション数とは、物を出し入れする動作の回数で、これが多いほど「めんどくさ度」が増します。美観優先の「引き出しに畳んでしまう」「ショップ風」なんかはハードル高めの収納方法です。

動線を考える時は、人の行動パターンに注目します。ステップ3で「リビングで着る」ちょい置き服、というグループにしたのも、この動線を意識した結果です。すぐ取り出せるようにかごを置くことにしたとして、ご主人の通らない場所に設置してしまうと「ちょい置き前のちょい置き」が発生しかねません。

中下上の法則の「中下上」は取りやすさの順番を表しています。中=肩から腰の高さ、下=腰から足元、上=肩より上です。つまり、肩から腰の高さにあるものは取りやすい、置きやすい。使用頻度の高いものを置くのに適している反面、ついモノを置いてしまいやすい危険地帯でもあります。

適正量を保つ、つまり場所や暮らしに合わせて、モノの量を調整することです。定位置ができたからといって、部屋着をリビングに2着も3着も置いてしまうと散らかる原因になります。また、収納したいものに対して小さすぎる場所だと、取り出しにくくしまいにくくなり、結局使わなくなる原因になりかねません。

ラベリングとは、定位置を決めたあとモノや人の名前を明記しておくことで、家族全員が場所を把握できる効果以外にも、「ここに戻そう!」という意識づけにもなるし、他のものを置いてしまうこともなくなります。

収納は変えられる

どの収納方法を選択するかに「正解」はありません。使ってみて、自分にとって使いやすいかどうか。使いにくいな、慣れないな、と思ったら違う方法を試す。

今回ナオコさんとご主人は、すっきり見せてかつ使いやすいように、キッチン脇のスペースに蓋つきのカゴをおいて放り込む収納にしました。普段は蓋を開けっぱなしでアクション数を下げ、来客時などは蓋を閉めて目隠しします。

DMの収納

DM、プリント、書類などの紙類は意識していないとどんどん増えるもの。夫婦で共有したい情報もあるので、管理する人が決まっていないと気づくと書類が山のように増えがちです。ご主人宛の郵便物の管理は、ご主人が開封から破棄までを行うことになりました。

前回、必要ないDMは即処分、見返す必要のあるDMは管理する手間を覚悟した上で残すことにしました。

DM類は、リビング横のカウンターにグループ分けした分類で「立てて」「グループ名を書いたケースに」収納、定期的に見て不必要になった書類は都度破棄することにしました。

寝かせて重ねると、どこまでも上に重ねられるので今までのように見直す時期を後伸ばしにしがちだし、グループ名が書いていないと、つい別の種類の書類を混ぜてしまいがちです。

長期保管する書類でないかぎり、ファイルにいれたり挟んだりといった手間は極力かけない収納にすると管理が楽です。

書類管理も他の収納と同様、自分の使いやすいやり方を模索するのが大切です。ナオコさんは自分だけではなく子供の予定も管理しているので、アプリ管理が基本で、紙では極力残さないようにしています。

定位置が決まったから片付けは完了?

さあ、最後のステップも終わり、これでナオコさんを悩ませていたご主人のモノの住所が決まりました。めでたしめでたし…

ではありません。実はまだこの先があります。

お片付けのその先。次回、片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題、最終回です。

今後も皆様からのお悩みをテーマに書く「参加型コラム」をメインに発信する予定です。コラムで取り上げてほしいお悩みがありましたら、InstagramのDMから常時募集中です♪(必ず記事にできるとは限りません。ご了承ください。)

コラムはnoteで連載中です▷▷▷こちらから!

2020.06.29 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(ステップ3・グループ分け編)

前回、「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」に悩む架空の主人公ナオコさんと、そのご主人の理想の暮らしを考えました。
前回の考察はお片づけのステップ2、目的を考えるです。ここからは、いよいよ実践に入ります。今回はステップ3、グループ分けについて考えていきます。

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 
2、目的を考える 
3、グループ分け ←イマココ
4、収納

豆の種類

グループ分けって?

グループ分けというと、「服」「上着」「部屋着」などモノの種類が真っ先に浮かびますが、それだけではないんです。

・使う人・使用頻度・使うタイミング  
・使う季節・使う場所
・大きさ・色・形・用途
・量・使う目的     などなど

モノが持つ様々な要素の中から「どうなりたいか」に合ったグループを決めます。

グループの決め方に正解はありません。普段から「使いづらいな」と感じる場所は、収納方法を見直すだけでなく、「グループ」にも注目してみてください。

ナオコさんを悩ませる「脱ぎっぱなしの服」「放ったらかしのDM」は、定位置がないのはもちろん、それ以前に「グループ」がありません。

ステップ1と2では、人に着目しましたが、3と4ではモノにも焦点を当てていきます。

脱ぎっぱなしの服は何のグループ?

脱ぎっぱなしの服はどんな要素を持っている?
・いつ着るもの?
・脱ぐタイミングは?
・どこで着る?
・週に何回着る?
・洗濯の頻度は?

ご主人の脱ぎっぱなしの服が、例えば「仕事から帰って着たらすぐ着る」「リビングで寛いでいる時に着る」「お風呂の後で脱ぐ」「毎日着る」「2、3日で洗濯」するものだったとします。

「服」というグループならクローゼット、「部屋着」だと寝室や脱衣所に置いてないと「キチンとしてる」とはいえない!と思ってしまうかもしれません。

帰宅してすぐリビングにある脱ぎっぱなしの服を着て、ごはんを食べたいご主人。帰宅して脱ぎっぱなしの服が目に入るとげんなりするナオコさん。そんな2人の理想にあうグループを考えます。

ご主人にとっては最短時間で出し入れできて、ナオコさんにとっては片付けなくても良い場所に定位置あることが必要です。

例えば、「リビング服」あるいは「ちょっと着る服」というグループにしてみたらどうでしょう。

肌寒い時に羽織るカーディガン、エプロン、膝掛けなどは、ご主人ほど長時間ではないにしろ、ナオコさんもついついちょい置きしてしまいます。

そのちょい置き服も、ご主人の「リビング服」と同じグループとして、リビングに置き場を考えてみたらどうでしょう。

手紙

何日も放ったらかしのDMはなんのグループ?

放ったらかしのDMはどんな要素を持っている?
・情報やお知らせ?クーポンやサンプル?
・見返すタイミングは?
・破棄するタイミングは?
・いつまで保管する?
・何のDM?

まずモノ全般に言えることですが、「残す」と決めてしまえば「管理する」手間は必ずかかってしまいます。

処分できるものは、一読してすぐ破棄してしまう。どうしても残す場合は「DMのために時間と労力を割く」とご主人には覚悟してもらわないといけません。

たとえDM1通でも「モノを持つ」=「責任を持つ」ということです。

必要なDMは事務仕事と同じ感覚で、期限や種類で分けていきます。

残すということはもう一度見る予定があるということなので、もう一度見るタイミング別に分けると、管理しやすい場合が多いです。

数が多いようであればジャンル(食、車、金融、趣味など)で一度分けてから、見直し期限で分けます。

グループが決まれば、もう定位置を決めるだけ。次回は最後のステップ、収納についてです。

今後も皆様からのお悩みをテーマに書く「参加型コラム」をメインに発信する予定です。コラムで取り上げてほしいお悩みがありましたら、InstagramのDMから常時募集中です♪(必ず記事にできるとは限りません。ご了承ください。)

コラムはnoteで連載中です▷▷▷こちらから!

2020.06.23 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(ステップ2・目的共有編)

前回、「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」に悩む架空の主人公ナオコさんと、そのご主人の気持ちを考察してみました。

前回考えたことは、お片づけのステップ1、現状確認です。今回は、お片づけのステップ2、目的について考えていきます。

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 
2、目的を考える ←イマココ
3、グループ分け
4、収納

ナオコさんの理想の暮らし

ご主人の服やDMが散らかっているのが、嫌な理由はなんでしょう。その理由によって、ご主人に求める行動は違ってくるし、伝え方も変わってきます。

生活に支障が出たり、邪魔になっている?景観が嫌?結局ナオコさんが片付けることになるのが嫌?

ここで重要なのは、あくまで自分自身の基準であること。

「だれかのお家がそうだったから」「服を脱ぎ散らかすのが悪いことなのは当たり前だから」じゃないこと。

そう言われると、ご主人は大切な家族であるナオコさんから言われていることじゃなく、どうでもいい誰かから言われていると感じます。

ご主人も解決策を考えにくいし、行動を改めてくれたとしても、ナオコさんの理想が明確じゃないと「やってほしかったことと違う」と思ってしまいがちです。

前回ナオコさんは、帰宅直後に散らかった家の中を見て「ただでさえやらなきゃいけない事がたくさんあるのに、マイナスからのスタートって感じがする」とつぶやきました。

つまり、帰って来た時に気持ちよく家事が始められる状態が理想です。

それは、キッチンに洗い物が残っていたり、テーブルを片付けてからじゃないと配膳ができなかったり、床に落ちているものを拾わないと掃除機がかけられなかったりしないおうち。

「全体的にごちゃごちゃしている」よりも、目的が明確になると解決策がより近くに来ます。

ご主人の理想の暮らし

ナオコさん同様、ご主人も理想の暮らしを考えることが大切です。

ナオコさんのご主人は、そもそも散らかっているという認識がありませんでした。帰って来てすぐごはんが食べられて、家族と話ができるおうちが理想だから、そのように生活しています。

散らかっているのが理想だと言う方がいます。でもよく聞くと「手に届くところに必要なモノがあってほしい」とか「出し入れに時間がかかる」とか散らかっていることの先に理想がある場合が多いです。

目的を共有する

ナオコさんが「帰って来た時に家が整っている」

ご主人が「帰って来た時にすぐごはんは食べられる」

どちらも叶う状態が理想ということになります。二人の理想が、必ずしも同じである必要はありません。

「自分基準の」理想の暮らし

自分の基準。生活に、確固とした「理想の暮らし」がある人は、実は本当に本当に少ないです。

私自身、ずっとそれが分かりませんでした。

私はずっと自分が「丁寧な暮らし」がしたいんだと思ってました。整理収納アドバイザーたるもの、ゆくゆくは「丁寧な暮らし」に行き着くべきだと。

なぜか?…だって、私の憧れるひとって、だいたいみんなそうだから。

軽っっっ!

ハイ、それに付き合わされた家族の迷惑、想像に難くないと思います。

本当に私が「こうしたい」と思うことを正直に書くと、こうです。

ありとあらゆる家事に関わる時間は1分でも短くして、ソファーでゴロゴロしながら本読んでお菓子つまんでたい。

そんな面倒くさがり代表みたいな人が、「丁寧な暮らししなきゃ」って…矛盾もいいところ。

でもそれに気づかなかった!

だって、雑誌とかSNSとか見ると、載ってる人は全然無理してないし、むしろその生活を楽しんでるし、媒体も「これをお手本に、みなさんもさあどうぞ!」って空気なんだもん。「あー、そうなんだ、これ目指すべきなんだよね」って思ってしまった。

でも暮らしのありとあらゆる場面で「あ、今私、嫌だなと思った。どうしてだろう?どうしたいんだろう?」を繰り返し自分に確かめることで、だんだん理想の暮らしが掴めてきました。

あなたはどんなおうちが理想ですか?

「理想の暮らし」は小さな「こうしたい」を叶えていく過程でだんだん見えてきます。今回ナオコさんは「帰って来た時」に着目して小さな「こうしたい」を叶えることにしました。ここからは実践編!次回はお片づけステップ3、グループ分けについて考えます。

今後も皆様からのお悩みをテーマに書く「参加型コラム」をメインに発信する予定です。コラムで取り上げてほしいお悩みがありましたら、InstagramのDMから常時募集中です♪(必ず記事にできるとは限りません。ご了承ください。)

コラムはnoteで連載中です▷▷▷こちらから!

2020.06.19 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(ステップ1・現状確認編)

ダイエットする時、体重を知らずに始めないですよね。

成績を上げたい時も、どの教科が苦手か分からないまま勉強しない。

なにかを良くしようとする時、まずは今の状況を知る。お片付けにおいても、この原則は変わりません。

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題に直面している、架空の主人公ナオコさん。

ナオコさんは今、どんな状況に置かれているのでしょうか。

ナオコさんから見える世界

ナオコさんは35歳、幼稚園に通う息子がいて、昼間はパートタイムで事務をしています。

仕事が終わって急いで夕飯の買い物を済ませて息子を迎えに行って、帰ってきたところです。

さあ、これから息子のおなかすいたコールや遊ぼうコールの中ご飯の支度をして、幼稚園からのお知らせに目を通して、ご飯を食べさせて、ご主人が帰って来たらごはんを温めて、食器を洗って、お風呂に入れて、寝る支度をして、洗濯物を片付けて、明日の準備をして、寝かしつけないと!

帰宅直後のナオコさんの目には、床に落ちているご主人が脱ぎ散らかした服や、テーブルに放ったらかしのまま何日も経つご主人宛のたくさんのDMなんかが見えます。

帰って来て、家の中がすっきりしてたら気分がいいだろうなあ。

家の中が乱れていると、ただでさえやらなきゃいけない事がたくさんあるのに、マイナスからのスタートって感じがするんだよね。

ご主人から見える世界

ナオコさんのご主人は同い年の35歳、会社員で、帰宅はいつも19時頃。

会社であったことを頭のはしっこで考えながら帰宅して、おいしそうなごはんの香りのするリビングのドアを開ける。

帰宅したご主人の目には、走って来て幼稚園であったことを話してくれる息子や、今日のごはんが見えます。

服やDMなんて、全然気にならないし、気になったら自分で片付けるつもりだけど、いつも自分より先にナオコが気がつくし、片付けてくれることはありがたいけど…そんなに家の中、汚いかな?

脱いだ服をハンガーにかけるより、あたたかいうちにご飯が食べたいし、DMはまた見るかもしれないからとりあえずテーブルに置いてるだけで、深く考えてなかったな。

ナオコの仕事を増やそうとか、やってくれて当たり前と思っているわけではなく、自然に生活しているだけなんだけどな。

あなたからは、どんな世界が見えますか?

あなたは男性ですか?女性ですか?

お仕事はしてますか?どんな働き方ですか?ご家族は何人ですか?ご家族のことは好きですか?

几帳面ですか?大雑把ですか?もしかしたら、私みたいにものすごーく面倒くさがりだったりして…

おうちの間取りは?どこか使いにくいと思う場所はありますか?どんな時にそう思いますか?

ライフスタイルも性格も、何もかも同じ人は誰1人としていません。一緒に住んでいる人でさえ、まったく違う価値観を持っています。

ナオコさんが見ている世界もナオコさんにしか見えないし、ご主人も然り。

私が見ていた世界

実家に住んでいる頃、私は毎日「片付けなさい」「だらしない」と言われてきました。

でも私にとっては、汚い部屋は「見慣れた景色」で、違和感なんてありませんでした。家の中をよく見る前に「忙しい」「他にやりたいことがある」とよそ見ばかりしていたから、気にしてなかった。

家族からの言葉から「苛立ち」「怒り」「呆れ」しか感じとることができず、家族から見える世界を想像することは出来なかった。

綺麗好きな母が掃除をして、几帳面な父がこまめに手入れしていた小さな家。同じように育てた妹は散らかしたりなんてしないのに、家族みんなが大切にしている家を、私だけが大切にしていない。

「苛立ち」「怒り」「呆れ」はその結果の感情だったのに、散らかった部屋が見えていない私は、理不尽に自分を否定されてるような気にさえなりました。

同じものを見ているんだから言わなくても分かる、当たり前だと思っていても、伝えないと相手には見えてないってこと、あります。

そして、「私にはこう見える」という伝え方にすると、「苛立ち」「怒り」「呆れ」だけが伝わることも少ないです。

そういう私も、片付けの勉強をし始めたばかりの頃はひとり空回りして「片付けて!」「なんでこんなにモノが多いの⁈」と感情を丸投げして、家族を困惑させていました…

冷静に、自分に家の中がどう見えているのかを考えてみると、どうしたいのかも見えてきやすいです(このことは次回詳しく書きます)。

心地よいと思えないのは、どこがどういう状態だからなのか。家族はそれをどう思っているのか。まず今を知ること。それから、ステップ2に進みましょう!

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 ←イマココ
2、目的を考える ←次回
3、グループ分け
4、収納

今後も皆様からのお悩みをテーマに書く「参加型コラム」をメインに発信する予定です。コラムで取り上げてほしいお悩みがありましたら、InstagramのDMから常時募集中です♪(必ず記事にできるとは限りません。ご了承ください。)

コラムはnoteで連載中です▷▷▷こちらから!