2020.06.29 | コラム

片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題(ステップ3・グループ分け編)

前回、「片付けても片付けても家族がすぐ散らかす問題」に悩む架空の主人公ナオコさんと、そのご主人の理想の暮らしを考えました。
前回の考察はお片づけのステップ2、目的を考えるです。ここからは、いよいよ実践に入ります。今回はステップ3、グループ分けについて考えていきます。

お片づけのステップ
1、現状、問題の確認 
2、目的を考える 
3、グループ分け ←イマココ
4、収納

豆の種類

グループ分けって?

グループ分けというと、「服」「上着」「部屋着」などモノの種類が真っ先に浮かびますが、それだけではないんです。

・使う人・使用頻度・使うタイミング  
・使う季節・使う場所
・大きさ・色・形・用途
・量・使う目的     などなど

モノが持つ様々な要素の中から「どうなりたいか」に合ったグループを決めます。

グループの決め方に正解はありません。普段から「使いづらいな」と感じる場所は、収納方法を見直すだけでなく、「グループ」にも注目してみてください。

ナオコさんを悩ませる「脱ぎっぱなしの服」「放ったらかしのDM」は、定位置がないのはもちろん、それ以前に「グループ」がありません。

ステップ1と2では、人に着目しましたが、3と4ではモノにも焦点を当てていきます。

脱ぎっぱなしの服は何のグループ?

脱ぎっぱなしの服はどんな要素を持っている?
・いつ着るもの?
・脱ぐタイミングは?
・どこで着る?
・週に何回着る?
・洗濯の頻度は?

ご主人の脱ぎっぱなしの服が、例えば「仕事から帰って着たらすぐ着る」「リビングで寛いでいる時に着る」「お風呂の後で脱ぐ」「毎日着る」「2、3日で洗濯」するものだったとします。

「服」というグループならクローゼット、「部屋着」だと寝室や脱衣所に置いてないと「キチンとしてる」とはいえない!と思ってしまうかもしれません。

帰宅してすぐリビングにある脱ぎっぱなしの服を着て、ごはんを食べたいご主人。帰宅して脱ぎっぱなしの服が目に入るとげんなりするナオコさん。そんな2人の理想にあうグループを考えます。

ご主人にとっては最短時間で出し入れできて、ナオコさんにとっては片付けなくても良い場所に定位置あることが必要です。

例えば、「リビング服」あるいは「ちょっと着る服」というグループにしてみたらどうでしょう。

肌寒い時に羽織るカーディガン、エプロン、膝掛けなどは、ご主人ほど長時間ではないにしろ、ナオコさんもついついちょい置きしてしまいます。

そのちょい置き服も、ご主人の「リビング服」と同じグループとして、リビングに置き場を考えてみたらどうでしょう。

手紙

何日も放ったらかしのDMはなんのグループ?

放ったらかしのDMはどんな要素を持っている?
・情報やお知らせ?クーポンやサンプル?
・見返すタイミングは?
・破棄するタイミングは?
・いつまで保管する?
・何のDM?

まずモノ全般に言えることですが、「残す」と決めてしまえば「管理する」手間は必ずかかってしまいます。

処分できるものは、一読してすぐ破棄してしまう。どうしても残す場合は「DMのために時間と労力を割く」とご主人には覚悟してもらわないといけません。

たとえDM1通でも「モノを持つ」=「責任を持つ」ということです。

必要なDMは事務仕事と同じ感覚で、期限や種類で分けていきます。

残すということはもう一度見る予定があるということなので、もう一度見るタイミング別に分けると、管理しやすい場合が多いです。

数が多いようであればジャンル(食、車、金融、趣味など)で一度分けてから、見直し期限で分けます。

グループが決まれば、もう定位置を決めるだけ。次回は最後のステップ、収納についてです。

今後も皆様からのお悩みをテーマに書く「参加型コラム」をメインに発信する予定です。コラムで取り上げてほしいお悩みがありましたら、InstagramのDMから常時募集中です♪(必ず記事にできるとは限りません。ご了承ください。)

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